私がEU2に魅力を感じた部分を紹介します
私は今までに様々なゲームをプレイしてきました。ドラゴンクエストに代表されるRPG、プリンセスメーカなどの育成物、電車でGo!シリーズ、サクラ大戦のようなギャルゲー、SimCityやA列車で行こうも好きです。なかでも「人間とコンピュータが対等の条件で戦う」ゲームは好きで、三国志、信長の野望、大戦略の各シリーズは何本も買いました。今まで遊んできたゲームの中でもっとも印象に残っているのが、スウェーデンのParadox Interactiveが開発したEuropa Univeraslis IIです。(4gamerのレビュー記事)
EU2の魅力は「大国が有利であるとは限らない」ところにあると思います。
コーエーのゲーム、信長の野望や三国志シリーズには「中だるみ」があるといわれます。 自分の勢力がある程度大きくなると国力で圧倒できるので、それ以降の緊張感が無くなってしまいます。 一方でEU2には大国が有利にならない仕掛けがたくさんあり、常に緊張を強いられます。 ここでは「大国が有利にならない仕組み」を説明します。
EU2においては国内反乱が頻発します。軍隊が必要なのは国境線だけではありません。大国はその面積に応じた反乱鎮圧部隊を必要とし、そのために多大な出費を強いられます。
頻発する反乱
日本の領土「関西」で反乱が起きたところ。 赤と黒の旗は反乱軍。 プレイ期間は1419年からなので、日本でプレイすると応仁の乱に悩まされることになります。
大国は一般に、多文化、多宗教国家になります。EU2では自国文化でない領土からの収入には-30%の補正があります。自国の宗教と異なる宗教を信じる領土からの収入は、さらに-30%のペナルティを受けます。つまり大国の収入は、領土面積に比例して増えるわけではありません。
異文化異宗教のペナルティ
イギリス領北アイルランド。 イギリス本土と文化が異なるので-30%、宗教が異なるので-30%、さらに領土が陸続きでないので-10%のペナルティを受ける。
また、文化、宗教が異なる領土では反乱率が上昇します。 より多くの反乱鎮圧部隊を必要とし、さらに大国の経済を圧迫します。
EU2には8種類の国内政策があり、その選択によって国家の性質が変化します。大国は国内反乱を抑える必要があるため保守主義を選択しますが、それによって技術の進歩が後れます。プレイ期間が400年もあるゲームなので、技術進歩が後れた大国はサーベルしか持っていないのに、相手はライフルで武装しているというような状況もあり得ます。
国内政策
植民地帝国スペインの国内政策。 Narrow-minded(保守主義)は国内を安定しやすくし、かつ多数の植民者が出現するが、技術開発コストが上昇する。
EU2には商人、植民者、外交官、宣教師といった人材が登場します。これらの人材がどれだけ出てくるかは、国内政策によって決まっています。大国だからといって、領土面積に比例した大量の人材が出てくるわけではありません。
商人の数が有限であるということは、交易収入を制限します。交易では、相対的に小国の方が有利です。
植民者の数が限られているので、大国といえども新大陸の植民地を独占できません。 ベルギーやオランダといった小国も、ある程度の植民地を得ることができます。
外交官が不足するので、多方面で同時に戦争を起こすことは困難です。
大国が国内の宗教を統一しようとしても、宣教師が足りないので不可能です。
トルコの植民者
トルコは植民者を生まないので、植民地を得ることができない。
EU2で最も重要なのはこれでしょう。大国が成長しにくくなる最大の要素であり、EU2をプレイする上で常に気にかけなければならない数値です。
EU2の各国はBadboy Rate(BBRと略される)という数値を持ちます。 日本語訳すると「悪い子度合い」といったところでしょうか。 ゲームスタート時のBBRは0ですが、こちらから宣戦布告したり他国の領土を獲得したりといった、侵略的な行為を繰り返すとBBRが上昇していきます。
BBRがある一定値を超えるとBadboy Warと呼ばれる戦争が起こります。 国境を隣接する国が一斉に宣戦布告してきます。 中小国が勝算もなく宣戦布告してくるので、大国といえども戦争疲弊でぼろぼろになり、資金が不足し、国内で反乱が起き、一部地域が独立し……と、一気に崩壊します。
BBRがあるためEU2ではむやみに侵略戦争を起こせませんし、オーストリアのような外交で領土を獲得する国がメリットを受けられるようになっています。
ナポレオンやヒトラーはなぜ没落したのでしょうか。 膨張主義の大国を周辺国が一斉にたたく。 決して統一できないヨーロッパの歴史をよく表しているシステムだと思います。
Badboy Rate
明のBBR。現在0だが40を超えると周辺国が一斉に宣戦布告してくる。
以上私見を述べましたが、そのほかにEU2の良い点としてよくあげられる事項を紹介します。
公正のため悪い点も挙げます。